寝ても寝ても/山田さん/東京プリンセスであるために
うつ状態が続くため眠り込んでいる
寝起きのぼーっとした頭でふと思ったのは、これはもう病気だ!ということだった
そうです
だれもおらずひとりでいることはどうしてこんなにつらいんだろう
だれかが帰ってくる家にそろそろ住みたい
ひとりの時間がほしいという人間の気持ちがなにもわからない
ただ好きな人とずっといっしょにいたい
ずっといっしょにいたってひとりの時間はどうしてもできる
それで十分だと思うからだ
早川義夫のエッセイ『生きがいは愛しあうことだけ』を読み終えた
3箇所に付箋を貼った
人とのことや自分のこと、バイトのこと生活のこと、もういっぱいいっぱい!
早起きできたが起きてすぐにタルトのようなものと食パンを食べたせいか具合が悪くなってしまった
コーヒーを入れてベランダで煙草を吸っていたらコーヒーに煙草を突っ込んでしまってあっ!っと声を出してしまった
そしてまた眠った
ぎりぎりでバイトに行くと、先日ご迷惑をおかけしたことをまずみなさまにお詫びをした
好きな山田さんが出勤していたので喜んだ
山田さんは28歳で、わたしくらいの歳のときに上京していまは関西の実家に帰ってきているという人で、わたしが東京に行きたがっていることを知っているのでいつも親身になって話を聴いてくれる
音楽の趣味も良くていつもにこにこ笑顔でほんとうに救われる
西荻に住んだ方がいいですよ!西荻顔ですよと言われ、すこしうれしくなった
あっちに友達もいるので紹介すると言ってくれたり、ゴールデン街のお店を紹介するからそこで働いてはどうかと勧めてくれる
別にゴールデン街で働きたいわけではないが、その気持ちがほんとうにうれしい
また別の人は、東京にも安い物件あるよ!とLINEをしてくれたりしてほんとうにみんなやさしい
という話を休憩時間にお母さんに電話で言うと、人徳よと言われた
そういう人をあなたは引き付けるんだからもっと自信持ちなさいと言われて相変わらずのポジティブさというか明るさというか(とにかくそういうもの)、わたしとは正反対だと思った
仕事が終わって『マイサンシャイン』を観たのでその感想を友達に電話した
そして、川上未映子が責任編集していた早稲田文学女性号や、she is や、21世紀の女の子など、女性だけのなにかに対する自分でも分からないもやもやをその友達に聞いてもらった
別にもやもやするほどのことではなかった
明確だった
その友達にも東京に行った方がいいと言われた
お金がなくても行った方がいいと
りょうはこんなとこでくすぶっていてはいけないって周りの人だって思ってるからそうやって東京に行かせようと応援してくれるんだよと言ってくれてうれしかった
そして元気が出てきた
自信なんかなくてもいいけど、大丈夫であるためにわたしたちは!
今日は実家から送られてきたお肉を焼いて食べます