夏と冬が好き/忘却/死ぬのは早い

もう7月も終わるというのに夏が来ない

今年の夏は微妙だと思う、冬が恋しい

 

朝ばっちりにお化粧をしても朝で流れてしまう

 

 

忘れるというのはあくまで比喩で記憶を消すことはできない

あるひとを忘れることにした

わたしの人生からいなくなってしまった

 

 

ツイッターを見ても日本はもう散々だし、わたしの周りはちゃんと投票にも行っているのに全く投票率は低く実感がない

 

 

夜中外に出るのは怖いので5時になったら煙草を買いに行こうと思う

 

 

泣くとき、鼻の奥がツンとする

ツンとして声を出して泣いてみるとすっきりした

かなしみは消えないけれど

 

わたしの人生に現れては消えていくひとたち

それが人生だとしたらあまりにもつらい

どうやって乗り越えたらいいのかわからない

だれもわからないけれど時間は流れていく

時間が解決してくれるのではなく、時間が経つことによってその当時の気持ちをすこしずつ忘れ、新しく芽生える感情によってのみ解決されていくのだと思う

 

失恋をしたときに失恋には新しい恋というけれど、人をこなすこと自体にはあまり意味はなくとにかく時間の流れをはやくすること、そして新しい感情の芽生えによってのみその失恋は完治するのだとわたしは思う

 

 

最近観たミカエル・アースの『アマンダと僕』、『サマーフィーリング』はどちらも夏の映画で、感情の再生、時間の映画だった

 

死と失恋は別物だけれど、人生から消えてしまうという点では同じだ

 

夏は憂鬱な季節だ

そして思い出が繰り返されるのでまた憂鬱だ

 

 

 

今日も思いとどまった、死ぬのはまだ早い

死のうと思うとき、いつもわたしを肯定してくれる人たちの顔が浮かんで涙が出る

その人たちにわたしごときが死ぬことによってかなしみを味わせることはできない、人生の邪魔はできない