どこにもない、ここにもない
つらい日々が続いているような気がする
不安なのでなんとなく電気をつけたまま寝ることにした
電話していた友達も眠ったので電話を切った
今日はお昼からヌーヴォでリム・カーワイの新作を観た
監督の舞台挨拶もあってサインをもらって九条をふらついた
コーヒーの不味い喫茶店に入って煙草を吸って昨日買った早川義夫のエッセイを読んでいたけれど、昨日の夜睡眠薬を飲んだせいか眠くなったので出た
頭痛もしていた気がする
梅田に着いて茶屋町のジュンク堂まで行って『シナリオ構造論』を買った
電車で目をつぶっていると風景がいくつか浮かぶ
忘れないようにアイホンにメモをした
家に帰って『カメラを止めるな!』を観たけれど最低な気分になった
もうこれ以上この作品の話はしたくない
お母さんに電話をかけてお風呂に入った
自分が情けなくてつらくてたまらない
だれもいなくなったときでもわたしは生きていかなきゃならない
なににでも終わりがくることが耐えられない
電話を切りたくない、別れたくない、死にたくない
わたしはだれとでも観覧車に乗る女と前にふざけて言っていたことを思い出した
ほんとにそうだと思った
上に上がるにつれてわくわくしてそして下がって降りる、その繰り返しだ
たくさんの人と関わるのが疲れてしまったので、もういまはだれとも会いたくない
ひとりの時間は別にほしくない
こんなことを書いてもしょうがなくない
わたしはこうやって書いているときにだけすこし呼吸ができる
ひどいモラハラセクハラをされたことをやっぱり思い出してはあまりにもつらくて友達に電話をしながらわんわん泣いた
いっしょにいてあげられたらなあと言ってくれてやさしい
やさしさにまた涙が止まらなくなった
わたしはなんにも悪くないのに!
映画を作ることに抵抗があった
なにかをつくる側の人間ではないと強く思っていたのに、いっしょに映画を作ろうと言われてからそんな気持ちが吹き飛んでしまった
音楽を作ったり、絵を描いたりするように映画だって作っていいんだろうと思った
友達が昔作った映画をようやく見せてくれた
はじめてわたしも映画を作りたいと思ったし、映画に出たいと思った
これから