春の天気の日に
傷付くことを忘れたみたい
傷付くことを回避し続けていたらこうなってしまったのか
傷付きたくないという気持ちが強すぎて傷付くことができなくなった
勝つか負けるかどちらかがあるというように、傷付けるか傷付くかどちらかがあるというのなら、わたしは傷付けたい、いまは
長く眠っていたら一日がまるっと消えていた
人生は長い目で見なくてはいけないねと友達が言うのでそうだと思った
好きな監督である三宅唱(さん)と飲んでから数日が経った
『ワイルドツアー』は特に期待していなかったけれど、舞台挨拶で監督がこれに出てる人たちは演技をしてます、演技をすることで見えるリアルな感じがあると彼らと接していて分かったのでそうしましたと言っていてかなり成功していると思った
バイト帰りに茶屋町のジュンク堂に寄って雨宮まみさんの本を買った
ここ数日また雨宮まみさんと任航のことを思い出していた
若くして亡くなってしまったふたり
確実にこの世に爪痕を残してから亡くなった
三宅唱(さん)と飲んでから高揚して家にはとても帰れないと思ったので友達に連絡して天満で飲むことになった
二軒目に行ったバーで友達と、爪痕残したいよね、と話した
爪痕を残さないと死んでも死に切れないと思った
お酒を飲んだらたのしくなってそのあと淋しくなった
今日買った雨宮まみの『東京を生きる』を読む
一週間前くらいに届いた任航の『NEW LOVE』を見る
どちらともずっと思い続けてはいたけれど手元にはなかったので、ようやっと手に入れることができてうれしい
わたしが言ったことやしたこと、だれかがずっと覚えていてくれたらいいな
だれでもいい、できるだけたくさんの人、だれかひとりでもいい
今日はびっくりするくらいの春の天気で救われた
お花見をしたいと思って思い出すのはひとり
わたしが泣いても涙を飲んでくれる人はだれもいないのに
それって魂になんの意味があるの?
三連勤が終わって一日おやすみで寝ていたらまた三連勤が始まった
終わったら京都に遊びに行く、別に彼氏とじゃない
今日はバイトが終わってインド映画を観る前にビールを飲んで観ながら酎ハイを飲んだ
公園でビールを飲みながらハッシュポテトを食べていたら、去年の夏に元カレと外でよく飲んでたときのビールの味がしてちょっと泣きたくなった
ほんとうはだれかひとりを好きになりたい
そんなこと怖くてもうできない
でもわたしは探してる、ほんとうにそのひとだけを愛せるひとを
人に対して誠実でありたいと思う
人に誠実であるということはどういうことか
もうなんにも書けないや
わたしを良くしないなら、一緒にいるべきではないのだろう
数日前に『マルジェラと私たち』を観た
それを観たあとはどうしてか個性的な自分の顔も愛せそうな気がした
ちなみに持続している
社会人になって初めてのボーナスでマルジェラを買おう
今日観た『バジュランギおじさんと、小さな迷子』というインド映画はインド映画じゃなかったらキレてたと思う、ふざけんなよって
それにしてもこんな映画を観て感動して泣いたりしている人間がいると考えるだけでむかついてくる
こんな映画を観て泣くやつはどうかしている
友達が言ったんだけど、それって魂になんの意味があるの?ってこと
それって魂になんの意味があるの?と問いたくなる映画ばかりだ
そんな映画に感動したりしているやつがたくさんいる中でわたしはどうやって生きていけばいいのだと叫びたい気持ちではあるが、そうでない人に出会えたときの喜びだって噛みしめて生きていける
バレンタイン、その後
バレンタインが終わった
当日、La maison du chocolatのチョコレートを持って大好きなひとに会いに行く電車でわたしはなにを考えていたか忘れた
彼の家に着いたけれど、まだ帰って来ていなかった
LINEをすると、飯食った?と言うので、食べてないよ、じゃあとりあえず帰ってから決めよかと彼が言ったので待つことにした
ごはんをどうするか、これからなにをするか、どこに行くか、わたしに決めさせないでほしい
わたしは常に導いてほしいから、うれしかった
23時を過ぎた頃、玄関の鍵のガチャガチャという音が聞こえたので部屋から全力で玄関に向かった
おかえりと言ったら彼が、背中がなくなるんじゃないかというくらいぎゅーっとしてくれたのでここ最近の不満などどうでもいいことのように思えた
そして、言葉でわたしを形容したり、愛情を伝えてくれない彼に苛立っていたこと、わたしの基準で愛をはかってごめんなさいという気持ちになった
わたしの恋愛だからわたしが基準なのは当たり前だということ前提でこう思った
チョコレートを渡して、好きだよと言った
中を見て彼がこれなに?と言うので、お手紙ですと言った
家から出て、腕を組んですき家に行った
すき家に行く途中マクドナルドを見つけたので、マクドナルド好き!とわたしが行ったら帰り寄るか?と言ってくれた
すき家では彼は大盛りわたしは並盛りを食べた
すき家に行くのは初めてだったのでよりうれしかった
彼がお会計をさっと済ませてくれたのですごく安心した
もしもこれで割り勘だったら失望しなければいけなかったから
帰りにマクドナルドでわたしはポテトと彼はチーズバーガーを頼んで、手をつないで帰った
りょうちゃん手がいつも冷た過ぎんねんと笑いながら彼のポケットに入れて温めてくれた
こういうとき冷え性でよかったと思う
夏暑い日もいつも手は冷たくいたくて、好きなひとに会う前は手を水でしばらく冷やすのだけど
彼のことが愛おしくてたまらない
自分でもこわいよ
だれのこともこんなに容易く好きになって、馬鹿みたいだと思う
才能だとすら思うくらい
このまま失望させないでください
10日という時間/考えすぎる/不味いケーキ
彼氏と付き合って10日が経った
明日のお昼に阪急でチョコレートを買って彼氏の家に行こうと思っていたので、明日お邪魔するねと言ったら、明日はひとりがいいかなと返ってきたので明るく返事をした
もうかよ、と思ったし、わたしのことそんなに好きじゃないのかなとか、もうわたしたちは無理なんじゃないかとか思ったけど、バイト中よくよく考えてみると飛躍していたと反省した
わたしはあまりよく考えずに付き合うくせに付き合ってから考えすぎる
考えすぎるって良くない言葉ですよね
考えることをそもそも良いことだと思っているから考えすぎと言われると、わたしの長所を否定された(相手は短所だと思っている)と思ってしまう
考えすぎる話はおいといて、チョコレートもあげなくていいんじゃね?とこころのギャルが言っていたけれど、やっぱりあげることにした
ホワイトデーにチョコレートをもらったことがない
この件に関しては、すこしの怒りとかなしみと喜びを感じた
喜びは、彼が自分の思っていることをわたしに言ってくれたこと
今日は映画は観ずに帰ることにした
明日の朝10時台の映画を観たいのでそれに備えることにした
家に帰ったら明日からのスケジュールを書き出そう
忙しいのはよく分かるんだけど、落ち着いたらデートしようねくらいの一言でも言ってくれればこっちは喜ぶというのに!
この前インスタに喫茶店のケーキはやっぱり不味いと投稿したら、それを見たお母さんに電話でなんで?と詰められた
わたしとしては、喫茶店のケーキは不味いと分かっていても頼んでしまうということをたのしんでいたのだけど、もったいないと言われた
情緒がなくていやだなあと思った
コーヒーが不味いと分かっていても行ってしまう喫茶店や、不味いと思っていても食べてしまうケーキのこと、わたしはなんかいいと思うよ
良い映画/満たされない/おはなしなし
昨日バイト終わりに彼氏の家に行ってごはんを作って、お昼の1時に起きてシャワーを浴びて『きみの鳥はうたえる』を観に行こうと思って外に出てみたけれどなぜかふらふらするのと時間がギリギリだったのでやめにして、スーパーに行って夜ごはんの買い出しをした
昨日も今日もリクエストでオムライスとシチュー
彼氏の家に戻って洗濯物を干して、シチューを作って、ヌーヴォまで歩いて『台北暮色』を観に行った
南堀江から九条まで徒歩10分で、彼氏の家は最高の立地だと思った
『台北暮色』は良い映画だった、別に心は捕まれなかったけれど
この前『マチルド、翼を広げ』を観たときにも改めて思ったのだけれど、良い映画だということとこころを掴まれるかということは全く別の話だということ
わたしは良い映画も観たいけれどやっぱりこころを掴まれたい
わたしがこんなにたくさん映画を観てたくさん恋してるのはわたしはわたしを知りたいからだと強く思った
早川義夫が「ビートルズを知りたくてビートルズを聴いたわけじゃない。僕は僕を知りたくて〜(略)」って言ってたけど、ほんとにそうだ
『台北暮色』を観たあとにそんなことを思いながら帰って来たので、観た友達に電話をかけて近況報告とそういった話をした
彼氏の帰りが遅いので、ポテトチップスと金麦を飲みながら玄関で待っていた
とても身体が冷えてもうだめだったのでリビングに戻って洗濯物をたたんでいたら彼氏が帰って来て、一緒にごはんを食べた
彼氏は朝7時に起きて、日にもよるけれど夜は10時半過ぎに帰ってくるハードワーカーなので疲れ切っていた
彼氏ともっと話したいけれど、彼氏はあまり話すひとではないのでその点では満たされない
頭では分かっているが、ひとには良いところと悪いところがある
たくさん恋していろんな男を見てきただけあってわたしはそれぞれの良いところ悪いところを見つけ出してしまうのが上手くなった
よって、満たされていると錯覚することもできなくなったわけだけれど
わたしはもっと彼氏のことを知りたい
彼にとってなにが正しくてかっこよくて、なにが美しいと思うのかを!
しかし、彼氏はなんせ疲れているのでさっさと食事を済ませて寝る体勢に入ります
皿洗いをしてくれようとしたけれど、いいよと言ってわたしがすることにした
それくらい疲労が溜まっているように見える
もっとおはなししたりして一緒に時間を過ごしてほしいけれど、こういうときなんという言葉を使って伝えればいいのか、ぜんぜん分からないなと思ったので適当にキスをしていたら彼氏がごはんありがとう美味しかった、ということと、りょうちゃんのことめっちゃ好きや〜(滅多に言わない)と伝えてくれたので笑顔になった
彼氏にこの前、りょうちゃんは考えすぎ、とか、俺の言動別に意味ないからなんか言うてるわ〜くらいで流していいよ、と言われた
よく言えば繊細という、わたしのいいところであるところをそういう言葉で伝えてくるということは、わたしの繊細さを彼氏は繊細だと捉えていない(少なくとも良く捉えていない)ということがわかる
わたしはわたしを認めてほしいと思いすぎる
そして言葉で何度も伝えてほしいと思う、すごく傲慢なやつだ
わたしの良いところ:やさしい、相手の良いところを見つけてうまく言語化できる、繊細
わたしの悪いところ:わがまま、押し付けがましい、返してほしい言葉で返ってこなかったときに不機嫌になる、短気、傷つきやすい
まだまだある、具合が悪くなってきた
新しい生活/告白/恋はたのしい
ここ最近なんか気を張っていて疲れた
電車で眠ろうとしても目がぴきぴきして眠れなかった
最近になってようやくバランスの取れた生活ができるようになったと感じる
友達と会ったり、映画を観たり本を読んだり、働いたり、どれかに偏ることなく上手いことバランスが取れるようになってうれしい
2月1日、友達が誕生日祝いに味穂に連れてってくれた
フリーメイソンみたいなかわいいパーカーとそれと同じブランドのパーカーふたつをくれてうれしかった(スケートブランドらしい)
たくさん着よう
関西に来てよかったことは、めちゃくちゃ美味しいたこ焼きが食べられること!
ほんとにふにゃふにゃしていて最高に美味しい
終電を逃し、日付が変わった頃、好きだから付き合ってほしいと言われた(告白だ!)
彼の家に行って一緒にくるまって眠った
朝になったら彼は仕事に行ったのでその日はすぐに帰ろうと思っていたけれど、仕事終わるまでいてほしいと言われたので彼の部屋で一日過ごした
彼の部屋はとても綺麗でエントランスもオートロックでお風呂とトイレも別々、洗面台もあり洗濯機も部屋の中にあってわたしの部屋とは大違いだった
歯ブラシと洗面道具とお昼ごはんをコンビニに買いに出て、シャワーを浴びて洗濯物を干した
ぐちゃぐちゃに置かれていたパーカーやパンツを丁寧にたたんだ
Wi-fiをつないでMyFFFの短編と長編をひとつずつ観て、ハッピーターンを一袋あけて、ベランダや換気扇の下で煙草を吸って帰りを待った
夜にまた彼はスケボーをしに行ってわたしはそのままベッドで眠って、朝方オレンジジュースとアイスを買って彼が帰ってきた
そのままわたしはバイトに行き、さよならした
夜は電話をしたけれど、すごく良くない話をして良くない切り方をしたので朝には別れ話が待っているかもしれない
まあそれで終わるのならそれまでのことだろうと思う気持ちと、わたしはどうしてこう上手くやれないのだろうという気持ちで眠れなくなった
とりあえずシャワーを浴びて本でも読んで飽きたら映画を観よう
それにしても恋はたのしい
恋によって自分の輪郭がはっきりとしてくるような、そんな感覚がとても気持ちいいのだ
ずる休みって/ぎゃふんと言わせたい/ニベアの青缶と
今日はバイトだったのだけどこころの具合が悪くて起き上がれなかったので今日は休みをもらった、風邪だと言って
俗に言うずる休みだと思います
ずるじゃないのに
こころの病気が病気だと広く認められれば、今日はこころの具合が悪いのでおやすみしますと言って仕事を休むことも”変”でなくなるのだろうか?
昨日なんて発狂しそうだった
買った本だって読むのをたのしみにしていたのに読めなかった
風邪を引いた人にみんながやさしく看病しようとするのは風邪を引いたことがあるからだ
体が重く怠く、熱が出てきついということを知っているからだ
残念ながら自分が知らないこと経験したことのないことに対して想像力を働かせて思いやることができるほど人間はやさしくない、と思う
だれが分かってくれるだろう
ここまで書いていた
それから数日経って徐々にこころは回復していき、今日はバイトに行った(1月30日)
行くときもそんなにいやではなかった
エッセイを読んでいると次々にいろんなことを思い出して書きたくなる
日々思うことをぽんぽんと頭の片隅に置いていたそれが次々に飛び出してくる
とても気持ちが良くしあわせだ
わたしは、だれというか、これまで出会ってきた人たちをどうにかしてぎゃふんと言わせる大人になりたいとずっと密かに思っている
わたしには野心がある
自分の好きなことでごはんを食べ、愛し愛されて生きること
なにかで大成功するとか、そういうことでもなくただわたしが納得のいくものを手に入れてぎゃふんと言わせたい
そう書いているとぎゃふんと言わせたいのは自分自身な気がしてきたけれど
かなり前に『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』を観たときに眼鏡の男の子がいいことを言っていた
「僕が頑固で辛辣で安定を望む男だと思ってる でもそれは悪いこと?これは野心だよ 安全な幸せが欲しいだけだ」
そのときにわたしは野心というものがどういうものかが分かった気がした(分かっていないかもしれないけれど、分かった気がすることは大事だ)
こういうときに思い返すことができるのではっとした言葉をメモするのは続けようと思う
金井美恵子の『たのしい暮しの断片』を読み終えた
そんなに分量のあるものではないし買った直後には一日で読んでやろうと意気込んでいたがこころを病んでしまったために3日ほどかかりました
ニベアの青缶といい香りのヘアオイル買ってからお風呂上がりがたのしい