演劇ぎらい/旅行/一本の赤い薔薇

昨日の夜友達と電話していたとき濱口竜介の『親密さ』の話ができたし、演劇がきらいという話ができたのでよかった

 

今日は11時くらいに起きて喫茶店に行ったら隣の男ふたりが気持ち悪すぎてぜんぜん読書に集中することができなかった

人がいるところに出かけるということは人の気に入らない言動も仕方ないこととして受け入れなければいけないと思っているのであまり愚痴は言いたくないが、それにしても大声であんな話をして下品極まりないと思ったし、わたしのわずかな時間とお金が無駄になってしまったことをすこし残念に思った

 

そしてヌーヴォで『サンタクロース殺人事件』を観たけれど見事に眠ってしまってすこしも分からなかった

最高に気持ちいい

 

中上健次の『化粧』を少し読み進めた

 

帰りの電車でマイフレンチフィルムフェスティバルの短編『私たちの愛は誰にも負けない』ひとつを観た

この映画祭去年に初めて知って今年もたのしみにしていた

 

 

アメリカに行きたい、フランスというかパリに行きたい

旅行は苦手だけれど、いま行きたいのはそのふたつ

 

ここまで書いて眠った

 

朝が来た、結局起きたのは9時40分くらいでギリギリでいつもの電車に間に合った

 

一日中眠たくて身体が痛かった

充電がないので帰りの電車でなにもできなかった

 

明日と明後日はどちらもおやすみでお昼は映画を観て夜は友達と過ごすのでたのしみ

今日はやることやって、とりあえず眠たすぎるので眠ってやるんだ

 

家に帰ってきてバゲットを齧りながらMyFFFの短編を観た

『一人の男、私の息子』という映画で、車での言い合いのところまではおードランっぽいLGBT映画かな〜と思っていたらぜんぜん違って穏やかな話だった

3人の関係がふんわりとよくて、主張が激しくなく押し付けがましくなくて、最後に一本の赤い薔薇がでてきてよかった

 

 

 

 

 

 

ぼろアパート/読むこと/マイシアター

ぼろアパートなので?若い人ばかり住んでいるので?ベランダで煙草を吸っても夜中に洗濯機を回しても音楽をかけてもだれも怒る人がいなくて過ごしやすい

 

 

友達が『居た場所』を読んでいておもしろかったと言っていたので気になった

いま読んでいる本たちを一通り読んだら買おうかなと思う

 

中上健次は前から読みたくて一度も読んだことがない

春に東京の古本屋で買った『化粧』があるので読むことにした

いまセリーヌの『夜の果てへの旅』を読んでいるのだけどいまのところおもしろくなくて上巻を半分しか読んでいない

一昨日バタイユも買ったから読みたい

いつも5冊くらいを飽きたら変えて読んでいて、ちょっと前から放置していた蓮實重彦の『映画はいかにして死ぬか』を今日やっと読み終えた

 

実家に置いてきた本が急に恋しくなるときがある

持ってたな〜と思って本棚を見たらないときそれは実家にある

 

 

映画関連の本(批評とかエッセイ)を読んだり、エッセイや日記を読むのはほとんど苦ではないのに小説を読む前は映画を観る前と同じしんどさがある

そこに飛び込まなければいけないからだ

飛び込まなければいけないというのは、いまあるわたしのかなしみやよろこびをいったんおいてどこかに行くこと

それがちょっと労力を要するということだ

 

 

 

そういえば大学で批評理論の授業を受けていたのだけど、それがとてもおもしろかったことを思い出した

メモが追いつかなかったのを覚えている

昨日またレジュメを見直してみようと思って見ていたら友達から電話がかかってきて、結局朝の4時までだらだら話した

 

眠すぎて死ぬのかと思った

半寝状態でお客さんに話しかけられてハッとなったから半寝だったことバレたと思う

 

今日は映画を観て帰ろうと思ってバイト先に行くとひとりだった

はじめて自分以外の人がいなくてうれしかったので予告が始まる前に写真を撮った

 

明日は、前売券を買っていたのでヌーヴォのノワールに行こうと思う

 

 

まったくバイトはもういやだ、一刻も早くやめたい

お金がないということがこんなにもつらいことだと身をもって実感しきった

 

 

 

 

 

 

困惑/繊細さ/二夜連続夜ふかし

今日から三連勤が始まった

こころない人の一言でまた傷付いて、映画を観ながら泣いてしまった

詳細を書いてもなと思うので書かないでおくけれど、嫌いじゃない人を嫌いにならなければいけないことってすごくかなしいね

 

 

人から衝撃的な一言を言われたとき、言い返せるほどの頭の回転の良さがあればすこしばかりかすっきりとするのかもしれないけれど、わたしはその場では(?)となってまず自分の中にひとまず考えてから、うん、わたしは間違っていなかったとなって、言おうと思っていたらどうでもよくなって結局そのままにしてしまうところがある

昔はもっと短気だったし負けず嫌いだったのですぐに言い返していたけれど、いまはもうすぐかなしくなってしまう

 

 

バイトが終わってドトールで本を読んで、バイト先で映画を観た

 

金井美恵子の『夜になっても遊びつづけろ!』を読み終えた

 

今日はすこし寒さがましだったような気がしていたけれど、夜は相変わらず寒い

 

図太くならなきゃいきていけないのかもしれないけど、わたしはちゃんと繊細でもいよう

 

昨日だって夜更かししたけど、今日もたぶん夜更かししてしまいそう

ほどほどにしておこう

 

 

おやすめ

淋しさはとてつもなく、どこにもいけずにいる

 

 

友達と電話をした、これからのこと

どうしようもない話なのだけれど、聴いて話しているうちにすこしはやわらぐ

はずだったけれど、今日はそうならなかった

深く潜り込んでしまったみたい

 

 

三連休があっという間に終わってしまった

好きな時間に起きて好きなときに本を読み映画を観れるのがこんなにしあわせ

この三連休では映画を6本観た

ゆるやかなスケジュールだったけれど、ロブ=グリエ特集はやはりしんどかった

特集となると、行かなければ!という気持ちでほんとうにしんどい

行くのにももちろんしんどい、行かなければ行かなかったという気持ちでしんどい

しんどい選手権なのだ

じゃあ行かなければいいじゃんなんて馬鹿なことを言ってはいけない

分かっていただけるだろうか

 

しかしわたしはぜんぶ観ました、ほんとうに疲れていてこころがハイになって帰りに寄った喫茶店では手が震えていた

疲れたということに、通うことに労力を使ったからというのと、あとひとつわたしはやっぱり映画を観るセンスがなさすぎるのではないかということだった

感覚的に観ることしかできなかった

 

 

わたしは、好きな映画すらうまく観れないわけだ

 

 

こういう気持ちでいると具合が悪くなってきたのでさっさと帰宅した

良くない、こういうときはなにを考えてもうまくいかない

 

そう思いながらも明日バイトに行くのが嫌すぎて(休日を延長させたい)もう朝の4時をすぎてしまった

 

 

 

 

 

 

 

泣けなくなった/好きってそういうことだから/記念すべき身体

元カレ(スケボーの)が前に、映画監督で一番やばいやつ誰なん?と訊いてきたので、ゴダールと即答したけれど合っていると思いますか(たぶん合っていると思います)

 

 

薬を飲み始めてしばらく経つけれど、泣くことが少なくなってかなしい

とにかく泣いていた

つらくて苦しくて悔しくてうれしくて泣いていた

こころが絶頂に達したときすぐに涙が出て気持ちよかったのに泣かなくなってしまったのがすこし淋しい

 

 

今日から三連休だからパーティー

バイト終わりにバイトの人たちとごはんに行ったあと夜中に遊ぶ予定を入れていたけれど、本を読んだり映画を観たりしたくてごはんは断ってしまった

夜中に遊ぶ予定だった友達は仕事が入ったので別日にした

お金もないのでちょうどよかったかもしれない

 

 

今度友達がお誕生日お祝いしてくれるらしいので美味しいごはん屋さんばかり知ってる友達(たくちゃん)がおすすめしていたお店をリクエストした

 

 

さっちゃんがまた名言を放ったのでノートにメモした

好きってそういうことだからとあっさり言ってのける彼女はなんてかっこいいんだろう

 

好きってそういうことだから!

 

 

 

ロッカーに忘れ物をしたので喫茶店を出てまたバイト先に向かった

喉が痛い、風邪かな、寒いから

オレンジジュースが喉にしみる

インスタを見たらまた気分が悪くなった

 

 

変態じみているかもしれないけれど、記録として記念として自分の身体の好きなところをフィルムカメラで撮っておこうと思った

上京したらタトゥーを入れるしピアスも一個増やそうと思っているのでいまを撮っておこうと思う

 

 

今日も金井美恵子のエッセイを読んであと半分になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たまにお父さん/チャレンジ失敗/海が見える窓

昔からお父さんはそんな本を読むのが好きならもの書きになればいいと言ってきたし、つい最近の電話でもいつ映画監督になるのかと言ってきて、お父さんのそういうところがとても好きだ

 

お父さんから朝電話がかかってきてすこし話した

最近調子はどうか、九州より関西の方が気温が低くて寒いだろうということを言っていた気がする

なんせわたしは朝は眠たく寝ぼけていたのでぼんやりとそんな会話をしたことしか覚えていない

 

今年の冬はなにもたのしいことがなく、いっそもう夏が来てしまえばいいのにと思ってしまうけれどわたしは冬が好きだった

 

茶店で煙草を吸いながら本を読んだりアイホンをいじったりしているとき、わたしは100%の気持ちになれる

100%の気持ちを知ってしまったのにそれをなくすことができようか

禁煙チャレンジにはあっさり失敗してしまい、煙草を買い、喫茶店に向かった

昨日の朝、お父さんがソンタグの『ラディカルな意志のスタイルズ』を誕生日プレゼントに送ってくれたので、それを読んでいたけれど寂しくなったので金井美恵子のエッセイを読んだ

寂しいときはエッセイや日記を読むに限る

人の声がするから寂しさが紛れる

はじめの方はあーあー、煙草を吸ってしまった、喫茶店に来てしまった(お金を使ってしまった)という気持ちでさらにうつうつとしていたがやはり100%の気持ちになれたのでそんな気持ちは吹っ飛び、元気になり、こうやっていま日記を書いています

 

 

昨日は旧グッゲンハイム邸でマルセル・ペレーズの短編3本とエルンスト・ルビッチの『花嫁人形』を生演奏付きで鑑賞して優雅な気持ちにはなった(けれどとても疲れた)

旧グッゲンハイム邸は何年も前から行きたかった場所で期待通りの美しさで満足した

最寄りは塩屋駅で、この周辺の道は入り組んでいて、海の匂いがして、よかった

旧グッゲンハイム邸の窓や、上に登ったところからは海が見えた

海は良い

 

そのあと元町で降りて満園で水餃子と焼き餃子とエビチリを食べて、意味が分からない韓国料理屋(ビールが安いので入った)でビールを飲んだ

韓国料理が嫌いなので料理は一品も頼まず

チャミスルを瓶で飲みたかったけれど、なんとなくお腹いっぱいだったのでやめた

ホン・サンスごっこはまたにしようと思った

 

 

いまの生活にうずうずして毎日を過ごしている

他人から見れば、週4日しか働かず、映画をたくさん観れてまあまあ良い生活してるじゃないかとか好きなことやれていいじゃないかとか思われるであろうこの生活にこうして不満を漏らす自分にも嫌気がさしている

といってもその他人というのは架空なんですけども(もやは自分ではないかな)

 

昨日はそれにしても疲れたのでさっさと寝て朝うだうだして起きて11時に出勤したけれど、いやでいやで仕方なかった

すべて投げ出してどこかに行ってしまいたい気分だ!と友達に電話すると、なに言ってんの〜そんなのいつものことじゃないですか〜と笑い飛ばしてくれてすこしすっきりした

いつものことでした

 

 

 

熱量/つむじ?/23歳最後の夜に

昨日結局映画を観に行くのを直前でやめて喫茶店に入ってロラン・バルトの『恋愛のディスクール・断章』を読んだ

あまりにも良すぎて家に帰って残りを読み干した

普段いくつもの本を並行して読んでしまうので読み終わるのが遅くなるので、半日で読み終えたのなんて久しぶりだ

『若きウェルテルの悩み』をまた読みたい

 

新年になってもう3冊読んだ

映画の方は10本も観てない

最近は映画を観るのがちょっとしんどくて、本を読んでる

映画って意外とアクティブだからね、疲れる

 

 

結局それを読み終えてからも、もっと読みたくなってセリーヌの『夜の果てへの旅』を読み始めた

昔の男に借りていたもので、別れるときに返さなかったので本棚に置いていた

借りるときにあげるよ、いいよ、返すよ、という会話をしたのに結局返さなかった

 

 

今日もバイトが終わって映画に行こうと思っていたのになんとなく気分じゃなくなり行くのをやめて喫茶店に入った

昨日届いていたソンタグの『夢の賜物』を少し読んで『夜の果てへの旅』を読む

 

つらくなってきたので薬を飲んだ

 

ベッドに付箋を忘れてきた

 

最近髪の毛がものすごい勢いで抜けるし、後頭部が薄くなっているような気がして、気がするだけかもしれないけれど心配だ

明日は朝10時に美容室に予約を入れたので髪を切る

髪を切るときいつも前日にしか予約ができない

切りたいと思ったら待てない

 

明日は誕生日なのでかわいい色のマニキュアを塗ってお出かけをするよ

明日で24歳になる

お正月が終わって落ち着きだしたころにくる自分の誕生日がとても好き

小さいときは24歳で結婚すると思ってたわたしもこうやって時代の波に乗り未婚

23歳はいい感じだった

すごくいい感じだったので、24歳もいい感じでいけたらいい

とにかくいろんな人と出会えた一年だった

たくさん恋して、好きな仕事をして、たくさん映画を観て、いつか振り返ってもきっと素敵な一年だったと思うだろう

いつでもいまが最高だと思えるのはわたしがいつでもがんばってそうしてるから

 

いい人生を歩んでいると思う

 

 

〈この人生をわたしは愛しています〉

 

 

23歳最後の夜に