泣けなくなった/好きってそういうことだから/記念すべき身体

元カレ(スケボーの)が前に、映画監督で一番やばいやつ誰なん?と訊いてきたので、ゴダールと即答したけれど合っていると思いますか(たぶん合っていると思います)

 

 

薬を飲み始めてしばらく経つけれど、泣くことが少なくなってかなしい

とにかく泣いていた

つらくて苦しくて悔しくてうれしくて泣いていた

こころが絶頂に達したときすぐに涙が出て気持ちよかったのに泣かなくなってしまったのがすこし淋しい

 

 

今日から三連休だからパーティー

バイト終わりにバイトの人たちとごはんに行ったあと夜中に遊ぶ予定を入れていたけれど、本を読んだり映画を観たりしたくてごはんは断ってしまった

夜中に遊ぶ予定だった友達は仕事が入ったので別日にした

お金もないのでちょうどよかったかもしれない

 

 

今度友達がお誕生日お祝いしてくれるらしいので美味しいごはん屋さんばかり知ってる友達(たくちゃん)がおすすめしていたお店をリクエストした

 

 

さっちゃんがまた名言を放ったのでノートにメモした

好きってそういうことだからとあっさり言ってのける彼女はなんてかっこいいんだろう

 

好きってそういうことだから!

 

 

 

ロッカーに忘れ物をしたので喫茶店を出てまたバイト先に向かった

喉が痛い、風邪かな、寒いから

オレンジジュースが喉にしみる

インスタを見たらまた気分が悪くなった

 

 

変態じみているかもしれないけれど、記録として記念として自分の身体の好きなところをフィルムカメラで撮っておこうと思った

上京したらタトゥーを入れるしピアスも一個増やそうと思っているのでいまを撮っておこうと思う

 

 

今日も金井美恵子のエッセイを読んであと半分になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たまにお父さん/チャレンジ失敗/海が見える窓

昔からお父さんはそんな本を読むのが好きならもの書きになればいいと言ってきたし、つい最近の電話でもいつ映画監督になるのかと言ってきて、お父さんのそういうところがとても好きだ

 

お父さんから朝電話がかかってきてすこし話した

最近調子はどうか、九州より関西の方が気温が低くて寒いだろうということを言っていた気がする

なんせわたしは朝は眠たく寝ぼけていたのでぼんやりとそんな会話をしたことしか覚えていない

 

今年の冬はなにもたのしいことがなく、いっそもう夏が来てしまえばいいのにと思ってしまうけれどわたしは冬が好きだった

 

茶店で煙草を吸いながら本を読んだりアイホンをいじったりしているとき、わたしは100%の気持ちになれる

100%の気持ちを知ってしまったのにそれをなくすことができようか

禁煙チャレンジにはあっさり失敗してしまい、煙草を買い、喫茶店に向かった

昨日の朝、お父さんがソンタグの『ラディカルな意志のスタイルズ』を誕生日プレゼントに送ってくれたので、それを読んでいたけれど寂しくなったので金井美恵子のエッセイを読んだ

寂しいときはエッセイや日記を読むに限る

人の声がするから寂しさが紛れる

はじめの方はあーあー、煙草を吸ってしまった、喫茶店に来てしまった(お金を使ってしまった)という気持ちでさらにうつうつとしていたがやはり100%の気持ちになれたのでそんな気持ちは吹っ飛び、元気になり、こうやっていま日記を書いています

 

 

昨日は旧グッゲンハイム邸でマルセル・ペレーズの短編3本とエルンスト・ルビッチの『花嫁人形』を生演奏付きで鑑賞して優雅な気持ちにはなった(けれどとても疲れた)

旧グッゲンハイム邸は何年も前から行きたかった場所で期待通りの美しさで満足した

最寄りは塩屋駅で、この周辺の道は入り組んでいて、海の匂いがして、よかった

旧グッゲンハイム邸の窓や、上に登ったところからは海が見えた

海は良い

 

そのあと元町で降りて満園で水餃子と焼き餃子とエビチリを食べて、意味が分からない韓国料理屋(ビールが安いので入った)でビールを飲んだ

韓国料理が嫌いなので料理は一品も頼まず

チャミスルを瓶で飲みたかったけれど、なんとなくお腹いっぱいだったのでやめた

ホン・サンスごっこはまたにしようと思った

 

 

いまの生活にうずうずして毎日を過ごしている

他人から見れば、週4日しか働かず、映画をたくさん観れてまあまあ良い生活してるじゃないかとか好きなことやれていいじゃないかとか思われるであろうこの生活にこうして不満を漏らす自分にも嫌気がさしている

といってもその他人というのは架空なんですけども(もやは自分ではないかな)

 

昨日はそれにしても疲れたのでさっさと寝て朝うだうだして起きて11時に出勤したけれど、いやでいやで仕方なかった

すべて投げ出してどこかに行ってしまいたい気分だ!と友達に電話すると、なに言ってんの〜そんなのいつものことじゃないですか〜と笑い飛ばしてくれてすこしすっきりした

いつものことでした

 

 

 

熱量/つむじ?/23歳最後の夜に

昨日結局映画を観に行くのを直前でやめて喫茶店に入ってロラン・バルトの『恋愛のディスクール・断章』を読んだ

あまりにも良すぎて家に帰って残りを読み干した

普段いくつもの本を並行して読んでしまうので読み終わるのが遅くなるので、半日で読み終えたのなんて久しぶりだ

『若きウェルテルの悩み』をまた読みたい

 

新年になってもう3冊読んだ

映画の方は10本も観てない

最近は映画を観るのがちょっとしんどくて、本を読んでる

映画って意外とアクティブだからね、疲れる

 

 

結局それを読み終えてからも、もっと読みたくなってセリーヌの『夜の果てへの旅』を読み始めた

昔の男に借りていたもので、別れるときに返さなかったので本棚に置いていた

借りるときにあげるよ、いいよ、返すよ、という会話をしたのに結局返さなかった

 

 

今日もバイトが終わって映画に行こうと思っていたのになんとなく気分じゃなくなり行くのをやめて喫茶店に入った

昨日届いていたソンタグの『夢の賜物』を少し読んで『夜の果てへの旅』を読む

 

つらくなってきたので薬を飲んだ

 

ベッドに付箋を忘れてきた

 

最近髪の毛がものすごい勢いで抜けるし、後頭部が薄くなっているような気がして、気がするだけかもしれないけれど心配だ

明日は朝10時に美容室に予約を入れたので髪を切る

髪を切るときいつも前日にしか予約ができない

切りたいと思ったら待てない

 

明日は誕生日なのでかわいい色のマニキュアを塗ってお出かけをするよ

明日で24歳になる

お正月が終わって落ち着きだしたころにくる自分の誕生日がとても好き

小さいときは24歳で結婚すると思ってたわたしもこうやって時代の波に乗り未婚

23歳はいい感じだった

すごくいい感じだったので、24歳もいい感じでいけたらいい

とにかくいろんな人と出会えた一年だった

たくさん恋して、好きな仕事をして、たくさん映画を観て、いつか振り返ってもきっと素敵な一年だったと思うだろう

いつでもいまが最高だと思えるのはわたしがいつでもがんばってそうしてるから

 

いい人生を歩んでいると思う

 

 

〈この人生をわたしは愛しています〉

 

 

23歳最後の夜に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消えた人々/愛は束縛を読んで/強さ

いつかどこかに行ってしまうくらいなら最初から好きとか言わないでほしい

そう思うときもあるけれど、それが人生かー

 

わたしの前に現れてはどこかへ行ってしまった男たちのことを考えるといつも胸が苦しくなる

どこに行ったんだろう

他の新しい女のところ、あるいは元に戻っていったのでしょうか

わたしはその男たちの人生のメインキャストになることができなかった

 

 

 

3日前の夜中にベッドでサガンの『愛は束縛』を読み終えて、17歳の時のわたしを思った

最初から最後までお金の話が主でロマンチックじゃなかったけれど、ラストがほんとうにものすごくて、とにかく素晴らしいと思った

 

17歳のときに好きだった男、そして18歳のときに好きだった男と別れるときわたしはすべてを失った気持ちになったし、別れ際にはどこにも行かないでほしいと言って泣きながら男にすがりついていたのだった

なんとみっともない姿だろうと思う気持ちと、これこそが愛だという確信とがあった

でもどうだろう

彼らをわたしはほんとうに愛していたのか

 

ということは?

 

とにかく、わたしは愛について考え直すことにした

 

 

 

昨日はバイトがおやすみだったので、一日中眠り込んだ

途中ごはんを食べるために起きて寝て起きたら夕方でよく寝たなと思った

そしてポストチェックに行くと注文していた本が届いていた

 

ごはんを食べてまたベッドでごろごろしながらこの前買った本を読んだ

 

いつのまにか朝、お母さんの電話で起きる

バイトに向かうとすこし気が紛れた

 

そういえばこの前『アイ・フィール・プリティ!』を観た

強さや賢さはなんちゃらと言っていて(忘れてしまったけれど)、そう、強さや賢さは内面のこと

主人公の決して美人とは言えない女子が「圧倒的な美しさ」というものをわたしも一度経験してみたかったと言っていて、わかると思った

強さや賢さと言ったけれど、強さというのは外見からも強く影響を受けると思う

けれど、賢さやユーモアや、品格、話し方は、その人そのものであると思う

 

美しくなりたい、強くなりたいと思った

 

後天的に身に付けられるものは身につけて先天的なものを愛すること

自信満々である人が魅力的だなんてわたしは思わないしそういうひとはちょっと興醒め

自信なんかなくてもいいけど、卑屈にならず、運命を受け入れて、運命を愛する人こそ美しいのだとわたしは思う

 

 

 

 

苦手な人たち/寄ったら最後/終わるすべてのこと

茶店で買ったばかりの本を読んでいたら、バイト先の苦手な人ふたりが入ってきてすぐにこちらが気づいてしまった(あちらは気づいていない)

なんとなく居心地が悪くなったので予定していた時間より30分早く出る羽目になった

どこらへんが苦手なのかというと、ひとりは声が大きい、もうひとりはいい年したおじさんなのに腰パン(もはやこの2019年に存在したのか?)をしていて顎を上げて歩き、イキっている

別に嫌がらせをされているわけではないのでぜんぜんおっけーではあるが、プライベートでは関わりたくないし好意を持てない

 

 

今日も昼過ぎに起きてだらだらと過ごした

夕方からロブ=グリエの特集に行こうと思って諸々準備して梅田まで出たけれど、なんとなく具合が悪くなってしまったのと、気分が乗らなかったので行かないことにしてジュンク堂に寄った

寄ったら最後、買ってしまうの

 

原幸子を読んでみたいのと救われたい気持ちで向かったら倉橋由美子が読みたくなったけれど、あまり品揃えもよくなかったので、結局金井美恵子の持っていない本を揃えに入ってしまった

4千円ちょっとくらい

Amazonでもいくつか本を買っていたのでもう今月は買わないことにする

そして、ヌーヴォのフィルム・ノワール特集にあまり行かないようにしようと思う

 

財政の問題がいつも付いて回る

みんなそうだろう

 

金井美恵子の『夜になっても遊びつづけろ!』は、休学中に実家で読んでいたけれど、当時はまだ体調が優れなくてなにか読んでも頭に入ってこないという状態だったのでほぼ初めて読んだような新鮮さがまだあった

 

もうひとつは、『恋人たち 降誕祭の夜』を買った

 

なにもない家に帰るのがいやだという気持ちとなんでもある家に帰りたいという気持ちが同時にやってきて、ふらふらと、帰り道に思うことがよくある

終わりが苦手だ

飲み会が終わるのも、別れるのも、電話を切るのも、すごくすごく苦手だ

終わりがこないなにかは一体どこかにあるんでしょうか

 

 

 

もうはやくどこかに行ってしまいたいとみんな思っているだろう

 

みんなどこかに行きたがっている、たぶん

 

今日、わたしはそう見えた

 

 

 

 

 

 

 

飲食/きもの/楽しくて仕方がない

最近毎日日記が書けているのでこの調子でいきたい

 

ホットワインが癖になる

おつまみなしで飲めるのでありがたい

 

一人暮らし4年でお米5kgがなくならなかったのに、玄米にしてから罪悪感なしでもりもりご飯が食べられるようになった

 

 

今日観た『狩人の夜』がめちゃくちゃおもしろかった

ブルーレイが最近出たみたいだったし、ブルーレイしかないやつもあるからそろそろ機材を揃えてもいいかな

ビデオデッキも買いたいとは思いつつも関西のTSUTAYAでVHSのレンタルってたぶんほとんどなくて上京してからでいいかなと思う

 

どうしても定期的にギャスパー・ノエが観たくなる

『LOVE』と『エンター・ザ・ボイド』がだいすき

 

 

今日は一日寝たり映画を観たりしていたら終わった

4月に友達の結婚式があるけど、ドレスを買うお金がないので着物を着ていこうと思う

お母さんは着物の収集家なので実家には山ほど着物がある

お母さんも着物を着てする仕事を昔していたり、わたしもお茶を習っていたので昔から着物がたくさん着れてうれしかった

毎年お正月には着物を着ていたけれど、今年は実家に帰らなかったので着られなくて残念だった

着付けは自分でもできるものの、わたしは裁縫が苦手なこともありお手入れが完全にお母さん任せなので将来着物を持てるかそれが心配で、すこしずつでもお母さんが生きているうちに習っておきたい

着物という文字をずっと打っていたらゲシュタルト崩壊してきたのでこの話はおわり

 

 

最近はお金がない上に観なければいけない映画が多い(いつもですが)ので、人と会うのを減らしまくってたまに人に会うとまあたのしくて仕方がない

 

今日は夕方ごろから躁がやってきて冴えまくっていたので、映画ノートを進めたり、家の掃除をしたりできた

ほんとうは小説を読みたい気分ではあったが、明日返却のDVDがあるのでそちらを優先する

 

今日は眠りたくない、お昼眠った

オールナイト上映するつもりでいつも寝る

 

 

 

 

 

アラン・ロブ=グリエ初日/ごはんを食べながら/おかえりを言ってくれる男

ホットワインを家で飲んだ

帰り道のコンビニで赤ワインをボトルで買ってしまった、お金ないのに

レンジでチンして好きなだけ蜂蜜を入れる

 

 

今日はバイト終わりにテアトル梅田で『囚われの美女』を観てきた

こういう類の映画はなんと言葉にしていいのかわからない

 

明日はおやすみだけどお金がないし観たい映画がたまっているので家に引きこもることにする

おすすめしてもらったデプレシャンはこれを観て落ち着いたら借りにいくことにした

 

 

ごはんをむしゃむしゃ食べているときわたしは自分が怪物のような気がして落ち着かない

それと同時に愛おしさを感じる、そして虚しさ

ひとりだということを強く実感する

 

 

 

淋しさが音を立ててやってくるときがある

淋しい!と叫んでしまいそうだ

 

おかえりを言ってくれる男がいるだけでわたしはほんとうに幸せなのかな

いや、違うね

 

色恋ばっかやってないで仕事とか趣味とか自分の人生にフォーカスしようよみたいなこという人いるけどあっそって感じ

仕事や趣味なんてどうだっていい、だれかと愛し愛されて生きれるなら

 

 

 

どうせみんな寝ちゃうから眠くなるまで『狩人の夜』を観るよ