苦手な人たち/寄ったら最後/終わるすべてのこと
喫茶店で買ったばかりの本を読んでいたら、バイト先の苦手な人ふたりが入ってきてすぐにこちらが気づいてしまった(あちらは気づいていない)
なんとなく居心地が悪くなったので予定していた時間より30分早く出る羽目になった
どこらへんが苦手なのかというと、ひとりは声が大きい、もうひとりはいい年したおじさんなのに腰パン(もはやこの2019年に存在したのか?)をしていて顎を上げて歩き、イキっている
別に嫌がらせをされているわけではないのでぜんぜんおっけーではあるが、プライベートでは関わりたくないし好意を持てない
今日も昼過ぎに起きてだらだらと過ごした
夕方からロブ=グリエの特集に行こうと思って諸々準備して梅田まで出たけれど、なんとなく具合が悪くなってしまったのと、気分が乗らなかったので行かないことにしてジュンク堂に寄った
寄ったら最後、買ってしまうの
吉原幸子を読んでみたいのと救われたい気持ちで向かったら倉橋由美子が読みたくなったけれど、あまり品揃えもよくなかったので、結局金井美恵子の持っていない本を揃えに入ってしまった
4千円ちょっとくらい
Amazonでもいくつか本を買っていたのでもう今月は買わないことにする
そして、ヌーヴォのフィルム・ノワール特集にあまり行かないようにしようと思う
財政の問題がいつも付いて回る
みんなそうだろう
金井美恵子の『夜になっても遊びつづけろ!』は、休学中に実家で読んでいたけれど、当時はまだ体調が優れなくてなにか読んでも頭に入ってこないという状態だったのでほぼ初めて読んだような新鮮さがまだあった
もうひとつは、『恋人たち 降誕祭の夜』を買った
なにもない家に帰るのがいやだという気持ちとなんでもある家に帰りたいという気持ちが同時にやってきて、ふらふらと、帰り道に思うことがよくある
終わりが苦手だ
飲み会が終わるのも、別れるのも、電話を切るのも、すごくすごく苦手だ
終わりがこないなにかは一体どこかにあるんでしょうか
もうはやくどこかに行ってしまいたいとみんな思っているだろう
みんなどこかに行きたがっている、たぶん
今日、わたしはそう見えた